樹脂材との比較

樹脂材の枕木の特徴

枕木は樹脂材でできているものもあります。樹脂はアルミを含む金属と比べると軽いのが特徴です。そのため、扱いやすく施工も比較的簡単に行なえます。

また、木材などと違って樹脂材は人工的に作った素材であるため、虫などがつかないこともメリットのひとつです。

屋外で雨風に晒される場所に設置していても錆びたり腐ったりするようなこともありません。苔やキノコなどが生えてくることもないということで、綺麗な状態を保てます。

樹脂材は人工的に作った素材であることから、色や模様などもさまざまなものがあります。天然の木材に似せて作ったものもあれば、黒色や黄土色の樹脂材もあるでしょう。用途に応じて好きな色のものを選べます。

さらに、樹脂材だとメンテナンスをする必要もありません。いったん設置してしまえば、そのままで大丈夫です。樹脂材の種類にもよりますが、50年程度は保つものが多いため、耐久性の面でも、アルミ枕木とそう大きく劣ることはありません。

 

樹脂材とアルミはどちらがいいのか

樹脂材の枕木は比較的メリットが多いことから、アルミ枕木にするか樹脂材の枕木にするか迷っている人も多いでしょう。アルミ枕木も、それほどメンテナンスに手間や費用がかかることもないため、どちらもメンテナンスフリーの枕木を求めている人におすすめできる素材です。

ただ、樹脂材の枕木は、軽い分だけ衝撃に対してはあまり強くないという点に注意しましょう。樹脂材の枕木に強い衝撃が加わると、壊れてしまう可能性もあります。

衝撃が加わる可能性のある場所に使う場合には、樹脂材の枕木よりもアルミ枕木の方がいいかもしれません。耐荷重もアルミ枕木や木材、コンクリートなどの素材と比べると弱いです。

人が乗ったり踏んだりする場所よりも、花壇や柵などとして使うのに向いているでしょう。見た目がオシャレで、雨風に強いというメリットも活かせます。

また、樹脂材の枕木はアルミ枕木や天然木材の枕木と比べて価格が高いという点にも注意が必要です。